院長のごあいさつ
山口ハート国際クリニックの院長をご紹介します。
浜松市にはブラジル人、ペルー人、フィリピン人や中国人など、多くの外国人が暮らしています。
これからの浜松市は、こうした外国人の文化を尊重しながら、共に生きる途を選択せざるをえないと思っております。
私は、1996年に仲間と共にMAF・浜松(ボランティア団体:浜松外国人医療援助会)を立ち上げ、外国人のための無料検診会を16年にわたり実施してきました。約半数の受診者に何らかの異常が見つかるのですが、二次検診や精密検査を受けられない事情がありました。
そこで私は、皆様の役に立ちたいとの想いで、平日はお仕事でお休みが取れない方のために、
日本人の方も外国人の方も受診できる診療所「山口ハート国際クリニック」を開設しました。
山口ハート国際クリニックの特徴
- 地域の皆様に信頼され、親切で良心的な医療を提供することを目指しています。
- 外国人の方たちも受診できるように土曜日、日曜日も診療しています。
- ポルトガル語、スペイン語の通訳が3人おり、英語、ネパール語も可能です。
- 国籍、保健の有無に関係なく診療します。
- 迅速な診断のための機器を備えています。
- 浜松医科大学、浜松医療センター、聖隷浜松病院、遠州病院、聖隷三方原病院、労災病院、すずかけセントラル病院などと連携して最善をつくします。
院長 山口貴司(医学博士)
私は、浜松医大第一外科で13年、開業医として18年、ネパールでの奉仕活動2年と40年に及ぶ永い臨床経験があります。
また、2001年より、ネパール支援の認定NPO法人ブッタ基金の理事長をしています。
出身・学歴
長野県松本市生まれ | |
長野県松本深志高校卒業ー東京大学医学部卒業 内科、麻酔科、一般外科、胸部外科を研修 |
|
1974年 | 東京大学付属病院胸部外科助手 (国立小児病院へも出向) |
1977年 | 東京大学より浜松医科大学第一外科講師として赴任 (新大学の立ち上げ、循環器系の教育、診療、研修に従事) |
1989年 | 浜松市新橋町に「山口ハートクリニック」を開設 |
2006年 | 後任に託して辞職し、ネパールへ移住 |
2010年 | 浜松市中区佐鳴台に「山口ハート国際クリニック」を開設 |
研修業績
医療の簡素化を目的とした取り組み
- 胸を開けない心臓手術「経静脈性肺動脈弁切開術(PTPV)を開発、国際心臓血管外科学会(モンテカルロ)で発表(文部省科学研究費補助)
- 心臓血栓内膜摘除用Boring cactherの開発(三井厚生事業団補助)
- 文部省試験研究「磁性流体の外科治療への応用」
- 幾つかの企業と「薬物担体としてのW/O/Wエマルジョン」の研究
社会活動
MAF・浜松の設立と外国人無料検診会の開催1996年10月、浜松中ロータリークラブと「へるすの会」による外国人のための無料健康相談と検診会が開催されましたが、翌年にはボランティア団体の「浜松外国人医療援助会」が結成され、2012年まで16回に渡り毎年開催されています。その推進役を担い、現在は会長。
ネパール支援のNPOブッタ基金2001年ネパール支援組織「ブッタ基金」を設立し、以後は医療、教育、産業、女性の自立支援活動を展開。静岡県第一号の認定法人となりました。ポカラ市にブッタ病院を建設したほか、学校支援のコーヒー園、2012年には「こども移動図書館」を建設し、移動図書館「にいみ号」を贈りました。
公職・受賞
浜松医師会理事、浜松医大臨床教授、静岡県多文化共生社会推進委員など歴任 | |
2010年 | MAFの活動に対し第63回保健文化賞受賞 (厚生労働大臣、NHK、朝日新聞、第一生命) |
2012年 | 社会奉仕・国際奉仕活動に対し「国際ロータリー超我の奉仕賞」受賞 |